沖を見て櫓を押せ
読み方
おき を みて ろ を おせ意味
目先のことだけにとらわれず、遠い目標や将来の見通しをよく考えて行動せよ、という意味。船を進める際に、近くの波だけを見るのではなく、沖の目標を見定めて櫓を操ることにたとえる。由来
船を櫓でこぐ際の心得から生まれたことわざとされる。進行方向の遠方、すなわち沖を見定めて櫓を押さなければ、船は正しい方向へ進みにくいことに由来する。成立した正確な年代・初出資料は不明だが、古くから船乗りの生活に根差して用いられてきた表現である。備考
「櫓(ろ)」は船尾などで水を押して船を進める道具。命令形の「押せ」が使われるが、相手を強く叱るよりも、将来を見据える教訓として用いられる。例文
- 新規事業は今月の売上だけで判断せず、沖を見て櫓を押せという姿勢で三年先を見据えよう。
- 進路を決めるときこそ、沖を見て櫓を押せだ。目先の条件だけで会社を選んではいけない。
- 町の再開発には、沖を見て櫓を押せの考え方が必要で、将来の人口変化も考慮すべきだ。
類義語
- 先を見越して行動する
- 遠きを謀る
- 大所高所から見る
- 将来を見通す
対義語
- 木を見て森を見ず
- 行き当たりばったり
- 近視眼的に考える