法に二門なし
読み方
のりに にもんなし意味
仏の教え(法)は、身分・性別・年齢・貧富・出家か在家かなどによって受け入れる人を分けるものではない、という意味。仏法はすべての人に平等に開かれていることをいう。転じて、特定の人だけを優遇せず、誰にでも等しく門戸を開くべきだという考えにも用いる。由来
「法」はここでは法律ではなく、仏の教え・仏法を表す「のり」と読む。「二門」は人によって入口を二つに分けること、すなわち差別的な区別のたとえである。仏教における平等救済の考え方を表したことばとして伝わる。特定の経典における明確な初出や成立年は不詳だが、仏教語・仏教思想を背景として成立した表現である。備考
「法」は通常「ほう」ではなく「のり」と読む。仏教語としての用法が中心で、日常会話では多用されない。現代では、平等・無差別・開かれた参加という文脈で比喩的に使われる。例文
- 「法に二門なし」という考えに立てば、身分や性別で学ぶ機会を分けるべきではない。
- 住職は法話で「法に二門なし」と説き、誰でも寺へ気軽に来てよいと呼びかけた。
- 彼女は法に二門なしの精神を大切にし、活動への参加をすべての人に開放している。
類義語
- 仏法に二門なし
- 仏の前に差別なし
- 万人平等
対義語
- 差別待遇
- 門地差別
- 選民思想