法は遠く水は近し
読み方
ほう は とおく みず は ちかし意味
法律や公的な救済は、手続きや距離のために急場ではすぐ役に立たないことがある。一方、近くにある水、すなわち身近な人の助けや即座に使える手段は頼りになる、というたとえ。緊急時には身近な支援や迅速な対応が重要だという意味。由来
中国由来の「遠水は近火を救わず(遠くの水では目の前の火を消せない)」という考え方と関連することわざとされる。「法」は遠くてすぐには届かない公的な力、「水」は火急の際に使える近くの手段を表す。日本でいつ定着したか、特定の初出や成立年代は明確ではない。備考
「法」は法律・公権力、「水」は急場をしのぐ身近な助けをたとえる。法や制度を否定する意味ではなく、緊急時に即応できる支援の重要性をいう。やや古風な表現。例文
- 災害の直後は公的支援を待つだけでは間に合わない。法は遠く水は近しというように、近所同士で助け合うことが大切だ。
- 相談窓口の手続きには時間がかかり、被害者はすぐに支援を受けられなかった。法は遠く水は近しの現実を感じさせる出来事だった。
- 子どものトラブルでは、制度的な対応を待つだけでなく、家族や学校が直ちに話を聞く必要がある。まさに法は遠く水は近しだ。
類義語
- 遠水は近火を救わず
- 遠くの親戚より近くの他人
- 遠親は近隣に如かず