浮き沈みは世の習い
読み方
うきしずみ は よ の ならい意味
人の人生や社会での地位、運勢、景気などは、常に良い状態が続くものではなく、上がったり下がったりするのが世の中の常である、という意味。成功しているときに驕らず、苦しいときにも必要以上に悲観しないよう戒めたり慰めたりする際に用いる。由来
「浮き沈み」は物が水面に浮いたり沈んだりすることから、運勢・地位・景気などの盛衰を表す語となった。「世の習い」は世の中で一般的に見られる決まり・ならわしの意である。特定の作者や成立年を示す確かな初出は不明だが、近世以降に定着した人生訓的なことわざ表現とされる。備考
人生・商売・景気・地位などの変化について用いる。落ち込む相手を慰めるほか、順調な人に慢心を戒める表現にもなる。「有為転変は世の習い」と近い意味である。例文
- 会社の業績には浮き沈みは世の習いという面があるから、一時的な赤字だけで将来を決めつけるべきではない。
- 若い頃は売れなかった彼も、浮き沈みは世の習いと信じて創作を続け、ついに評価を得た。
- 選挙で落選した友人に、浮き沈みは世の習いだよ、と次の挑戦を勧めた。
- 相場で利益が出たからといって浮かれてはいけない。浮き沈みは世の習いなのだから。
- 名門だった店が苦境に立たされているが、商売の世界では浮き沈みは世の習いだ。
類義語
対義語
- 万世不易
- 恒久不変
- 永続的な繁栄