渡りに船
読み方
わたりに ふね意味
ちょうど何かを必要としているときや、困っているときに、都合よく役に立つものや助けてくれる人が現れること。また、そのように非常に好都合であること。川などを渡りたい時に船があると助かる、というたとえである。由来
川や海を渡るには船が必要だった時代の生活感覚から生まれたたとえで、「渡りたい時にちょうど船がある」という状況を表したものとされる。特定の作者・成立年は明らかではないが、近世以前から用例が見られる、日本で古くから使われてきたことわざである。備考
「渡り」は川・海などを渡ることをいう。助けや好機が必要なタイミングで現れる場合に用いる。単に「船がある」という意味ではなく、「ちょうどよい」という好都合さを強調する表現である。例文
- 雨が降り出したところで友人が車で迎えに来てくれた。まさに渡りに船だった。
- パソコンの故障で困っていたら、詳しい同僚が手伝ってくれたので、渡りに船とばかりに修理を頼んだ。
- 資金不足の時期に新しい出資者が現れるとは、会社にとって渡りに船だ。
- 旅行先で道に迷っていた私たちに、日本語の話せる人が声をかけてくれた。渡りに船とはこのことだ。
- 人手を探していた店長は、働きたいという学生の応募を渡りに船と喜んだ。
類義語
- 地獄に仏
- 干天の慈雨
- 旱天の慈雨
- 待ってました
対義語
- 泣き面に蜂
- 弱り目に祟り目
- 踏んだり蹴ったり