猟犬も老いればむしろに伏す
読み方
りょうけん も おいれば むしろ に ふす意味
狩りで活躍した猟犬でも、年を取れば狩りに出ず、むしろの上に伏して休むようになるという意。どれほど能力があり、盛んに働いていた人でも、老いによって第一線を退く時が来ることのたとえ。由来
成立した時期や最初の出典は明確ではない。猟に使う犬が年老いると働けなくなり、家でむしろに伏して過ごす姿をもとにした、日本のたとえとして伝わる。少なくとも近世以降のことわざ資料に見られるが、正確な成立年は不明である。備考
「むしろ」は藁などを編んだ敷物、「伏す」は横になって休む意。老いた人を役に立たないものとして扱う響きがあり、他人、とくに年長者に直接用いる際は失礼になりやすい。例文
- 長年会社を支えた部長も退職することになり、「猟犬も老いればむしろに伏すというが、後は若い者に任せるよ」と語った。
- かつては全国大会で活躍した選手も、けがと年齢には勝てず、猟犬も老いればむしろに伏すという状況になった。
- 祖父は畑仕事を引退してから、「猟犬も老いればむしろに伏すさ」と笑い、庭の手入れを楽しんでいる。
- どんな名人でもいつかは現場を離れる。猟犬も老いればむしろに伏すという言葉を、後進の育成を考える機会にしたい。
- 彼は自分を猟犬も老いればむしろに伏すだと言ったが、長年の経験は今も皆の助けになっている。
類義語
- 年には勝てぬ
- 盛者必衰
対義語
- 老いてますます盛ん
- 亀の甲より年の功