ことわざ辞典

猫にまたたび

読み方

ねこ に またたび

意味

猫がまたたびの香りや成分を非常に好み、酔ったように夢中になることから、その人が大変好きなもの、または特に効果があるものをいう。相手の好みや性質にぴったり合い、強く心を引きつけるもののたとえ。

由来

またたび(木天蓼)は山地などに自生する植物で、猫がその枝・葉・実などに含まれる成分に反応して興奮したり、体をこすりつけたりする性質がある。この猫の習性をたとえにしたことわざである。正確な成立時期は不詳だが、江戸時代には「猫にまたたび」という表現が用いられていたとされる。

備考

猫がまたたびに必ず反応するとは限らず、反応には個体差がある。「猫に鰹節」は、猫の好物を目の前に置く危なさ・誘惑の強さを表す点で意味がやや異なる。

例文

  • 甘い物好きの妹にとって、旅行先のお菓子売り場は猫にまたたびだ。
  • 新作ゲームの情報は、ゲーム好きの彼には猫にまたたびで、すぐに予約していた。
  • 子どもたちに人気のキャラクターを使った企画は、まさに猫にまたたびだった。
  • 釣り好きの父に高級な釣りざおを見せたら、猫にまたたびのように目を輝かせた。
  • この割引セールは、買い物好きの人には猫にまたたびだろう。

類義語

対義語