猿の尻笑い
読み方
さる の しりわらい意味
自分にも同じ欠点がある、あるいは自分の欠点のほうが大きいことに気づかず、他人の欠点や失敗を笑うことのたとえ。猿が仲間の赤い尻を笑っても、自分の尻も赤いことを知らない、という見方に基づく。由来
猿の尻が赤いことに着目し、猿が仲間の尻を笑っても自分の尻の赤さには気づかない、という寓意から生まれた日本のことわざである。特定の作者・初出年は明確ではないが、古くから口承されてきた俚諺(りげん)の一つとされる。備考
他人を笑う人への批判や戒めとして用いる。相手を直接非難する響きが強いため、目上の人や改まった場では使い方に注意が必要。例文
- 部長の遅刻を笑っていた彼も、先週は会議に遅れていた。まさに猿の尻笑いだ。
- 人の服装をからかう前に、自分の身だしなみを確認したほうがいい。猿の尻笑いにならないようにしよう。
- 「あの人は仕事が遅い」と言うが、君も締切を守れていない。猿の尻笑いではないか。
- 他社のミスを必要以上に批判すると、後で自社にも同じ問題が起きたときに猿の尻笑いになりかねない。
- 兄の散らかった部屋を笑った妹の机も雑然としていて、母は猿の尻笑いだとたしなめた。
類義語
- 目くそ鼻くそを笑う
- 鍋が釜を黒いと言う
- 同じ穴の狢
- 五十歩百歩
対義語
- 人の振り見て我が振り直せ
- 己を知る
- 自省する