獅子身中の虫
読み方
しし しんちゅう の むし意味
組織・集団や身内の中にいて、内部から害を与えたり、衰えさせたりする者のたとえ。外部の敵よりも、事情をよく知る内部の裏切り者や不正を働く者のほうが、重大な損害を与えることがあるという意味で用いる。由来
仏教経典『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』に由来するとされる。獅子の体につく虫は、外からではなく獅子自身の肉を食べて命を損なう、という説話をたとえにしたもの。もとは仏教を内部から乱す者を指し、のちに一般に組織内部の害をなす者の意味で使われるようになった。成立時期は古代インドの仏典にさかのぼり、日本への伝来時期は明確ではない。備考
主に非難的な表現で、人に対して使うと強い批判になる。「獅子の身中の虫」ともいう。個人だけでなく、組織内部の不正・弊害を指すこともある。例文
- 情報を外部へ流していた社員は、まさに会社にとって獅子身中の虫だった。
- 不正を黙認する幹部がいるなら、その組織は獅子身中の虫を抱えていることになる。
- 敵対企業よりも、内部で足を引っ張る獅子身中の虫への対策を急ぐべきだ。
類義語
- 内なる敵
- 内部の敵
- 獅子の身中の虫
- 飼い犬に手を噛まれる