王子庶民同罪
読み方
おうじ しょみん どうざい意味
王子のような身分の高い者であっても庶民であっても、同じ罪を犯したなら同じように裁かれ、罰せられるべきだということ。法の適用に身分・権力・貧富による差別があってはならない、という法の公平さを表す。由来
中国の故事・法家思想に由来する表現とされる。戦国時代(紀元前3世紀ごろ)の『韓非子』「有度」にある「刑過不避大臣、賞善不遺匹夫(刑罰は大臣を避けず、褒賞は庶民を漏らさない)」という、法は身分を問わないとの思想と結び付けて説明されることが多い。「王子犯法、庶民同罪」という形でも伝わる。現在の定型句そのものの初出は明確ではない。備考
中国由来の故事成語として用いられる。「王子」は現代の王族だけを指すのではなく、古くは支配者層・高い身分の者の象徴である。現代日本の法律用語そのものではない。例文
- 法治国家では、王子庶民同罪の原則に従い、地位にかかわらず違法行為を公正に裁くべきだ。
- 有力者だけが処分を免れるなら、王子庶民同罪とは言えない。
- 彼は会見で「王子庶民同罪だ」と述べ、権力者への特別扱いに反対した。
類義語
対義語
- 刑上大夫
- 身分差別
- 権貴優遇