ことわざ辞典

瑠璃も玻璃も照らせば光る

読み方

るり も はり も てらせば ひかる

意味

瑠璃も玻璃も、光を当てれば美しく輝くことから、優れた才能や価値をもつ人・物は、よい機会や環境を得れば、その真価を必ず発揮して人に認められるというたとえ。本人の才能だけでなく、それを見いだし活かす機会の大切さも表す。

由来

瑠璃と玻璃は、ともに仏教でいう七宝に数えられる宝石・宝玉の名である。瑠璃は青い宝石、玻璃は水晶や透明なガラスを指す。正確な成立時期・初出は明らかではないが、江戸時代(17~19世紀)に広まった「いろはかるた」の「る」の札として知られ、ことわざとして定着した。

備考

「玻璃」は一般に「はり」と読む。才能のある人が評価される意味で使うことが多いが、才能を輝かせるには機会や支援も必要だという文脈で用いられる。

例文

  • 地方の小さな工房で働いていた彼女も、展示会への出品を機に注目された。瑠璃も玻璃も照らせば光るということだ。
  • 新人だからといって軽く見てはいけない。瑠璃も玻璃も照らせば光るのだから、力を試す場を与えるべきだ。
  • この企画は埋もれていた若手社員の発想を生かしたものだ。瑠璃も玻璃も照らせば光るとは、まさにこのことだろう。
  • 教師は、生徒一人ひとりに発表の機会を設けた。瑠璃も玻璃も照らせば光ると考えているからだ。
  • 適切な指導者に出会って彼の才能が開花した。瑠璃も玻璃も照らせば光るというが、機会にも恵まれたのだ。

類義語

  • 良玉は瑕に隠れず
  • 才能は隠せない
  • 掃き溜めに鶴

対義語