百姓は鍬で泣き鍬で笑う
読み方
ひゃくしょう は くわ で なき くわ で わらう意味
農民は、鍬を使って行う農作業、すなわち作物の出来や収穫の良し悪しによって、悲しんだり喜んだりするという意味。農業は天候や土地の状態、日々の労働に大きく左右され、農家の暮らしや感情もそれに伴って変わることをいう。由来
明確な初出文献や成立年代は不明である。農耕を生活の中心としてきた日本で、鍬が畑を耕し作物を育てるための代表的な農具だったことから生まれたとされる。近世以前から農民の生活が収穫や農作業の成果に左右される実情を表した、民間のことわざと考えられる。備考
「百姓」は本来「多くの姓・人々」の意もあるが、このことわざでは主に農民を指す。現代では語感に配慮し、「農家」「農業者」などに言い換えることもある。例文
- 長雨で野菜が傷んだ年は、まさに百姓は鍬で泣き鍬で笑うという言葉の重みを感じる。
- 豊作になれば喜べるが、不作になれば生活が苦しくなる。百姓は鍬で泣き鍬で笑うとはよく言ったものだ。
- 祖父は収穫を終えるたびに、「百姓は鍬で泣き鍬で笑う。来年も土を大切にしよう」と話していた。
類義語
- 百姓は鍬一本で暮らす
- 農は国の本