盗人を見て縄を綯う
読み方
ぬすびと を みて なわ を なう意味
問題や事件が起きてから、あわてて対策や準備をしても遅いことのたとえ。盗人を見つけた後になって、その盗人を縛るための縄を作り始めるという意味からいう。前もって備えず、事が起きてから対応することを戒める言葉。由来
盗人を捕らえた後で、その者を縛る縄を綯い始めるという場面に基づくたとえ。「盗人を捕らえて縄を綯う」ともいう。正確な初出は明らかではないが、江戸時代(18~19世紀ごろ)に広まったいろはかるたにも採られ、庶民の間で定着したとされる。備考
「綯う」は、わら・麻などをより合わせて縄にする意。現代では「なう」と仮名で書かれることも多い。相手の失策を強く非難する響きがあるため、使用場面には配慮が必要。例文
- サイバー攻撃を受けてから対策チームを作るのでは、盗人を見て縄を綯うようなものだ。
- 避難経路を確認しないまま災害を迎えるのは、盗人を見て縄を綯うことになりかねない。
- 個人情報が流出してから規則を見直しても、盗人を見て縄を綯うという批判は免れない。
- 試験の前日になって参考書を買いに行くなんて、盗人を見て縄を綯うような行動だよ。
- 故障してから予備部品を注文するのではなく、盗人を見て縄を綯わないよう日頃から在庫を管理しよう。
類義語
- 盗人を捕らえて縄を綯う
- 後の祭り
- 後手に回る