盲蛇に怖じず
読み方
めくらへび に おじず意味
知識や経験がなく、物事の危険性・恐ろしさを知らない人は、かえって恐れずに大胆な行動をするということ。無知から生じる無謀さを、やや批判的にいう。由来
目の見えない蛇は相手の姿や危険を認識できないため、人を恐れることもないという古い観察・俗信に基づくたとえとされる。日本で古くから用いられてきたことわざだが、成立した正確な年代や特定の出典は明らかではない。なお、実際の蛇が一律に目が見えないという意味ではない。備考
「盲」は現在では差別的と受け取られることがある語であるため、日常会話では「無知ゆえの怖いもの知らず」などと言い換える配慮が望ましい。人を強く非難する響きもある。例文
- 登山経験のない彼は、危険な天候なのに軽装で出発した。まさに盲蛇に怖じずだ。
- 新しい事業に何の調査もなく大金を投じるのは、盲蛇に怖じずというほかない。
- 彼女の挑戦心は立派だが、危険を知らない盲蛇に怖じずにならないよう準備も必要だ。
- 相手企業の実力を知らずに強気な条件を出すとは、盲蛇に怖じずの交渉だ。
- 子どもは深い川の怖さを知らずに近づこうとする。盲蛇に怖じずにならないよう、大人が見守らなければならない。
類義語
- 無知は大胆
- 怖いもの知らず
- 向こう見ず
- 匹夫の勇
対義語
- 石橋を叩いて渡る
- 君子危うきに近寄らず
- 用心は臆病に勝る