相場に上手の売り買いなし
読み方
そうば に じょうず の うりかい なし意味
相場の値動きを完全に予測し、いつも最も有利な時機に買ったり売ったりできる人はいない、という意味。相場では、どんなに経験や知識がある人でも損をすることがあり、売買のタイミングを常に的中させるのは不可能だという戒めである。由来
相場取引に携わる商人や相場師の間で生まれ、伝わったと考えられることわざである。特定の作者・初出や成立年は明確ではないが、江戸時代以降に米相場などの取引が盛んになるなかで、相場の予測の難しさを表す言葉として定着したとされる。備考
主に株式・為替・商品先物などの投資や取引についていう。失敗を正当化する言葉ではなく、相場予測への過信や、最安値・最高値を狙いすぎる姿勢を戒める表現である。例文
- 株価が急に上がった直後に売ってしまい、その後さらに値上がりした。相場に上手の売り買いなしというから、仕方がない。
- 底値だと思って買った商品先物が、翌週にはさらに下落した。相場に上手の売り買いなしを痛感した。
- 投資では利益を欲張りすぎず、計画的に売買したほうがよい。相場に上手の売り買いなしだからだ。
類義語
- 相場師は相場に聞け
- 相場は相場に聞け
- 人の行く裏に道あり花の山
対義語
- 百戦百勝
- 常勝不敗