相場に理屈なし
読み方
そうば に りくつ なし意味
相場の値動きは、経済理論や常識だけでは説明・予測できないということ。需給、投資家の心理、思惑、偶然の出来事などが複雑に影響するため、「割高だから下がる」「好材料があるから上がる」と理屈どおりに動くとは限らない、という相場格言である。由来
株式・商品などの取引市場で生まれた相場格言である。相場が理論値や企業・商品の実力だけでなく、買い手・売り手の心理や需給によって大きく動く経験則を表す。初出の文献や成立した正確な年代は明確ではないが、近代以降の日本の証券・商品取引の世界で広く用いられてきた表現とされる。備考
主に株式、為替、商品先物などの投資・取引の場面で使う。非合理的な売買を無条件に肯定する意味ではなく、理論だけに頼った相場予測への戒めとして用いられる。例文
- 業績がよいのに株価が下がることもある。相場に理屈なしと言うように、投資家心理が売りを呼んだのだろう。
- 専門家の予想どおりには動かなかったが、相場に理屈なしだから、損失を限定して次の機会を待つことにした。
- 好材料の発表直後に売られた銘柄を見て、先輩は「相場に理屈なしだよ」と苦笑した。
類義語
- 相場は相場に聞け
- 相場は明日を知らず
- 相場は人気がすべて
対義語
- 相場は理詰めで読める
- 理にかなった値動き