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知らぬ国には鬼が多い

読み方

しらぬ くに には おに が おおい

意味

知らない国や土地、よく知らない社会については、実情が分からないために、恐ろしい人や危険なことが多いように感じられる、という意味。未知のものに対して人が不安や恐怖を抱きやすいことをいう。

由来

見知らぬ土地や遠い国には、鬼のような恐ろしい存在がいると想像した、昔の人々の未知の世界への不安や畏れを背景とすることわざである。特定の作者・初出資料や成立年代は明確ではないが、交通や情報が限られていた時代の民間的な感覚から生まれた表現と考えられる。

備考

「国」は国家に限らず、知らない土地・世界・環境を指すことがある。未知の相手や地域への偏見につながり得る表現でもあるため、現代では不安の心理を説明する文脈で用いるのが望ましい。

例文

  • 初めての海外勤務を必要以上に怖がる彼を見て、私は「知らぬ国には鬼が多いというけれど、まず現地のことを知ろう」と言った。
  • 知らない町は危険だと決めつけるのは、まさに知らぬ国には鬼が多いという心理かもしれない。
  • 祖父は旅立つ私に、「知らぬ国には鬼が多いと思って用心するのはよいが、偏見を持ってはいけない」と諭した。

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字