ことわざ辞典

短気は損気

読み方

たんき は そんき

意味

短気を起こして怒ったり、あせって行動したりすると、判断を誤り、人間関係や仕事などで結局は自分が損をするという意味。腹を立てず、落ち着いて気長に対処することが大切だという戒め。

由来

「短気」と「損気」を語呂よく対照させたことわざで、江戸時代にはすでに広く使われていたとされる。特定の作者や成立年は明らかではない。「短気は損気、気長は得気」の形でも言われ、短気な性質が損失につながることを簡潔に表した表現である。

備考

自分や相手をたしなめる際に使う。強い非難というより、怒りや焦りを抑えるための生活上の教訓として用いられる。「短気は損気、気長は得気」と続けることもある。

例文

  • 交渉の返事を急かして相手を怒らせては、短気は損気だ。
  • ミスをした部下をその場で強く叱る前に、短気は損気と考えて事情を聞いた。
  • レジの列が進まないからといって店員に怒鳴るのはよくない。短気は損気だよ。
  • 値下げ交渉で感情的になって契約を断れば、短気は損気になるかもしれない。
  • 彼は以前よりも、短気は損気を心に留めて冷静に話すようになった。

類義語

対義語