石が流れて木の葉が沈む
読み方
いし が ながれて このは が しずむ意味
本来なら重い石は沈み、軽い木の葉は水に浮くはずなのに、それが逆になっているということから、世の中の道理や秩序が乱れ、善悪・上下・実力などの評価が逆転している状態をいう。正しい者や弱い者が不当に苦しみ、不正な者が栄えるような状況を嘆く際に用いる。由来
重い石が流れ、軽い木の葉が沈むという、自然の道理に反するイメージから生まれたことわざである。世の中の秩序や価値判断が逆転していることを表す。特定の初出文献・成立年は明確ではなく、成立時期は未詳である。備考
主に、社会の不正・不合理や価値観の逆転を批判的に述べる際に使う。日常会話よりも文章や評論的な文脈で用いられやすい、やや古風な表現である。例文
- 不正を働いた人だけが出世するとは、石が流れて木の葉が沈むような会社だ。
- 正直に働く人が損をして、ずるい人が得をするのでは、石が流れて木の葉が沈む世の中だ。
- 実力ではなく縁故だけで役職が決まるなら、石が流れて木の葉が沈むと言わざるを得ない。
- 被害を受けた人が責められ、加害者が守られる状況は、まさに石が流れて木の葉が沈む事態である。
- 弱者を助けるはずの制度が弱者を苦しめているとは、石が流れて木の葉が沈む話だ。
類義語
- 本末転倒
- 上下転倒
- 理不尽
- 世の中が逆さま
対義語
- 道理にかなう
- 順当である
- 秩序が保たれる