秋の日は釣瓶落とし
読み方
あきのひは つるべおとし意味
秋は日没の時刻が日ごとに早まり、夕方になると太陽が急に落ちるように、あっという間に暗くなるという意味。秋の夕暮れの早さを、井戸へ落ちる釣瓶(つるべ)の速さにたとえたことわざ。由来
「釣瓶」とは、井戸の水をくむために縄の先に付ける桶のこと。「釣瓶落とし」は、その桶が井戸の中へ勢いよく落ちる様子をいう。沈む太陽をそれになぞらえて、秋の日暮れの早さを表した。正確な初出年は不明だが、江戸時代(17~19世紀)に成立・流行した上方系のいろはかるたの「あ」の札としても知られ、近世には広く定着していた。備考
「日」は一日の長さではなく、日光が差している時間や太陽を指す。釣瓶は現代ではなじみが薄いが、井戸で水をくむ桶のこと。主に秋の夕暮れが早い場面で用いる。例文
- 秋の日は釣瓶落としというから、山道を歩くなら明るいうちに下山しよう。
- まだ午後五時前なのに、秋の日は釣瓶落としで、外はもう薄暗い。
- 秋の日は釣瓶落としだ。買い物を済ませている間に、すっかり日が暮れてしまった。
- 写真撮影は夕方までと思っていたが、秋の日は釣瓶落としなので、早めに準備を始めた。
- 子どもたちには、秋の日は釣瓶落としだから暗くなる前に帰るよう伝えている。
類義語
- 秋の日は早く暮れる
- 秋の夕暮れは早い
- 秋の日は釣瓶落し
対義語
- 春の日は暮れそうで暮れぬ
- 春の日は長い