算盤は商人の魂
読み方
そろばん は しょうにん の たましい意味
商人にとって、利益・損失を正確に計算し、収支を管理することは、魂や命といえるほど大切だという意味。転じて、商売では情や勢いだけでなく、採算を冷静に考える姿勢が不可欠であることをいう。由来
算盤(そろばん)が商取引の計算道具として広く用いられた近世、特に江戸時代の商人文化を背景に生まれた表現と考えられる。算盤そのものは室町時代後期ごろに日本へ伝わり、江戸時代には商人の必須技能となった。句として成立した正確な年代や出典は明確ではない。備考
「算盤」は計算器具だけでなく、採算・経済感覚の比喩でもある。現在は実際にそろばんを使わない場面でも、経営上の収支計算を重視する意味で用いる。例文
- 値引きを頼まれても採算を確認するのが先だ。算盤は商人の魂というからね。
- 店を長く続けるには、算盤は商人の魂という意識で毎日の売上と経費を記録すべきだ。
- 彼は人当たりのよい店主だが、算盤は商人の魂と考え、利益の出ない仕事は安易に引き受けない。
類義語
- 算盤勘定
- 商売は算盤
- 算盤を弾く
対義語
- どんぶり勘定
- 無計画