米の虫は米の味を知らず
読み方
こめのむしは こめのあじを しらず意味
米にわく虫は、毎日米を食べていても米のおいしさや価値を理解していない、ということ。いつも身近にあって当然と思っているものほど、そのありがたさや真価に気づきにくいことのたとえ。由来
米の中に住む虫を題材に、身近すぎるものの価値は分かりにくいという人の心理を表したことわざである。正確な成立年・初出は明らかではないが、古くから伝わるたとえとして用いられてきた。「米の虫は米を食うて米の味を知らず」ともいう。備考
身近な人・物・環境の価値を見落とすことを戒める表現。「知らず」は文語的な否定である。相手を直接批判するように使うと、やや皮肉に聞こえることがある。例文
- 毎日家族が作ってくれる食事を当たり前と思っていたが、離れて暮らしてみると、まさに米の虫は米の味を知らずだった。
- 地元の祭りの魅力に気づかなかったが、県外の友人に褒められて、米の虫は米の味を知らずだと思った。
- 長年使っている技術の価値を社内の人ほど見落としがちだ。米の虫は米の味を知らずということにならないよう、外部の意見も聞こう。