ことわざ辞典

絵に描いた餅

読み方

え に かいた もち

意味

見た目や計画としては立派でも、実際には役に立たず、実現もできないもののたとえ。絵の中の餅はどれほどおいしそうでも食べられず、空腹を満たせないことからいう。

由来

中国の『三国志』魏志に見える「画餅(がべい)」の故事に由来するとされる。3世紀ごろ、魏の皇帝・明帝(曹叡)が、人の評判だけを頼りに人材を選ぶことを戒め、「地面に描いた餅は食べられない」と述べたという話がもとになった。日本では「絵に描いた餅」の形で定着した。

備考

「絵に描いたぼた餅」ともいう。主に、実現性のない計画・制度・約束などを批判的にいう表現で、人そのものに対して使う場合は強い否定的な響きがある。

例文

  • 具体的な予算も担当者も決まっていないその計画は、絵に描いた餅にすぎない。
  • 新制度を発表するだけで支援策がなければ、利用者にとっては絵に描いた餅だ。
  • 目標を立てるだけでは絵に描いた餅なので、今日からできる行動を決めよう。
  • この公約は実現方法が示されておらず、絵に描いた餅ではないかと批判された。
  • 最新設備を導入しても、使いこなせる人材がいなければ絵に描いた餅になってしまう。

類義語

  • 画餅
  • 絵空事
  • 机上の空論
  • 空念仏

対義語

  • 有言実行
  • 実行に移す
  • 実を結ぶ