腹は借りられぬ
読み方
はら は かりられぬ意味
空腹は他人に代わって満たしてもらうことができず、自分自身で食べなければならないということ。転じて、生きていくための基本的な必要や自分の身に関わることは、結局は自分で引き受け、努力して解決しなければならないというたとえ。由来
人の腹(空腹)は他人に貸し借りできず、他人が食べても自分の空腹は満たされないという日常的な実感から生まれたことわざです。成立した正確な年代や、特定の典拠は明らかではありませんが、近世以降のことわざとして用いられてきたとされます。備考
文字どおりの空腹だけでなく、自立や自己責任を説く場面で用いられます。ただし、困っている人への支援を否定する意味ではないため、相手を突き放すように聞こえないよう文脈に配慮します。例文
- 生活費が苦しいからといって、いつまでも親に頼るわけにはいかない。腹は借りられぬのだから、自分で働き口を探そう。
- 彼は「腹は借りられぬ」と言って、周囲の援助を待つだけでなく、自ら資格の勉強を始めた。
- 他人がどれほど心配してくれても、本人が行動しなければ状況は変わらない。腹は借りられぬ、ということだ。
類義語
- 自分のことは自分でせよ
- 己の尻は己で拭え
対義語
- 寄らば大樹の陰
- 人任せ