舟を出してから櫂を探す
読み方
ふね を だして から かい を さがす意味
事を始めてから、そのために必要な道具・方法・準備を探し始めることのたとえ。あらかじめ計画や準備をしておかなかったため、いざ行動する段になって困ることをいう。準備不足で、手順が後先になっていることを戒める表現。由来
舟を進めるには櫂が必要であるのに、舟を水に出した後で櫂を探していては間に合わず困る、という水上生活・航行の常識に基づくたとえである。特定の作者や初出、正確な成立年は明らかではないが、舟と櫂を用いた昔からの生活感覚から生まれたことわざと考えられる。備考
「船を出してから櫂を探す」とも書く。主に、準備や計画を怠って行動を始めたことを批判・反省する文脈で用いる。櫂は舟をこぐための道具。例文
- 会議が始まってから資料を集めるのは、まさに舟を出してから櫂を探すようなものだ。
- 旅行当日にホテルを予約しようとするなんて、舟を出してから櫂を探すことになりかねない。
- 新しいシステムを導入する前に研修を済ませないと、舟を出してから櫂を探す事態になる。
類義語
- 泥棒を捕らえて縄を綯う
- 後の祭り
- 行き当たりばったり