ことわざ辞典

苦あれば楽あり

読み方

く あれば らく あり

意味

苦しいことやつらい時期があっても、いずれは楽しいことや報われる時期が来るという意味。また、人生には苦楽が交互に訪れるものだという考えも表す。困難の最中にいる人を励ましたり、希望を失わないよう促したりする際に用いる。

由来

特定の作者・文献を出典とするものではなく、成立した正確な時代や年は不明である。苦しみと楽しみが人生で移り変わるという昔からの生活実感を、「苦」と「楽」の対比によって簡潔に表した日本のことわざとして広く定着した。「楽あれば苦あり」と対にして使われることも多い。

備考

困難の後には必ず幸福が来ると保証する言葉ではなく、苦楽は移り変わるものだという励ましとして使う。「楽あれば苦あり」と続けて、好調なときにも油断しないという意味を添えることがある。

例文

  • 何度も不採用になったが、苦あれば楽ありというから、次の面接に向けて準備を続けよう。
  • 新人時代は仕事を覚えるのが大変だったが、今では担当案件を任され、まさに苦あれば楽ありだと感じる。
  • 長いリハビリはつらかったものの、再び歩けるようになった父は「苦あれば楽ありだね」と笑った。
  • 受験勉強で遊ぶ時間を我慢した分、合格発表の日には苦あれば楽ありを実感した。
  • 商売は苦あれば楽ありで、売上が落ち込んだ翌年には新しい商品がヒットした。

類義語

対義語