蕎麦は三里、うどんは二里
読み方
そば は さんり、うどん は にり意味
ゆでた蕎麦は三里、うどんは二里ほど運んだ、すなわち少し時間がたったころが食べ頃だという言い伝え。蕎麦やうどんは、必ずしもゆでた直後だけが最もよいのではなく、ほどよく落ち着いた状態にもおいしさがあるという、昔の食経験を表す。由来
正確な初出や成立年は不明である。江戸時代に蕎麦・うどんを食べる習慣が広まるなかで生まれたとされる。「里」は旧来の距離単位で、江戸時代の一里はおよそ3.9km。ゆでた麺を運ぶ時間・距離を目安に、食べ頃を表現した言葉である。備考
現代では麺は「ゆでたて」が好まれることも多く、衛生面からも長時間の持ち運びは推奨されない。ここでの里数は厳密な距離ではなく、食べ頃までのほどよい時間を表す目安である。例文
- 昔は「蕎麦は三里、うどんは二里」といい、ゆで上がりから少し時間がたった麺を食べ頃と考えた。
- 祖父は出前の話になると、「蕎麦は三里、うどんは二里というけれど、今はなるべく早く届けるのが一番だ」と話した。
- 麺の食べ方にも好みがあり、彼は「蕎麦は三里、うどんは二里」のように、少し落ち着かせたほうが好きだという。