虎は死して皮を留め人は死して名を残す
読み方
とらは しして かわを とどめ ひとは しして なを のこす意味
虎は死後に価値ある皮を残すように、人は死後に名誉や功績、よい評判を残すべきだという意味。人として生きた証しとなるような、立派な行いや業績を残すことの大切さを説く言葉。由来
中国・明代の謝肇淛(しゃちょうせい)による随筆『五雑俎(ござっそ)』(1616年ごろ成立)に見える「虎死留皮、人死留名」に由来するとされる。これが日本に伝わり、「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」という形でことわざとして定着した。備考
「名」は単なる知名度ではなく、名誉・功績・よい評判を指す。中国由来のことわざで、やや格調高く、人生訓や追悼・顕彰の文脈で用いられる。例文
- 彼は研究に生涯をささげた。まさに虎は死して皮を留め、人は死して名を残すという生き方だった。
- 目先の利益だけでなく、後世に役立つ仕事をしよう。虎は死して皮を留め、人は死して名を残すともいう。
- 祖父は地域のために尽くし、亡くなった今も多くの人に感謝されている。虎は死して皮を留め、人は死して名を残すとはこのことだ。
- 作家は作品を残し、科学者は発見を残す。虎は死して皮を留め、人は死して名を残すという言葉を思わせる。
- 名を残すとは、有名になることだけではない。誠実に生きて人の記憶に残ることも、虎は死して皮を留め、人は死して名を残すの一つだ。
類義語
- 人死して名を残す
- 後世に名を残す
- 名を後世に残す
- 豹は死して皮を留め、人は死して名を残す
対義語
- 名を捨てて実を取る
- 悪名は無名に勝る