ことわざ辞典

蛙の面に小便

読み方

かえるの つらに しょうべん

意味

人から悪口を言われたり、侮辱されたり、迷惑なことをされたりしても、少しも気にせず平然としていることのたとえ。相手が恥知らずで、何を言ってもこたえないという非難の意味で使われることが多い。

由来

水をかけられても平気そうに見える蛙の姿にたとえた表現である。もとになる「蛙の面に水」は、遅くとも江戸時代には広く用いられ、江戸いろはかるたにも採られたとされる。「蛙の面に小便」は、その「水」をよりくだけた語に替えた、古くから知られる言い方の一つである。最初の成立年・考案者は不明。

備考

「小便」はくだけた、やや品のない語なので、改まった場では「蛙の面に水」が無難。無神経さや恥知らずさを責める響きがあり、他人に直接使う際は注意が必要。

例文

  • 皆に失敗を注意されても、彼は蛙の面に小便で、まったく態度を改めようとしない。
  • 何度苦情を言っても、店長は蛙の面に小便だった。
  • 彼女は陰口を耳にしても蛙の面に小便で、自分の仕事を淡々と続けた。
  • あれほど厳しく叱られても蛙の面に小便なのだから、反省を期待するのは難しい。
  • 相手が蛙の面に小便では、感情的に責めるより具体的な対策を考えたほうがよい。

類義語

対義語

  • 人の言葉を気に病む
  • 小さなことにも傷つく
  • 一言半句にこだわる