ことわざ辞典

蛙の面に水

読み方

かえる の つら に みず

意味

人から非難されたり、意見や忠告をされたりしても、まったく気にせず平然としていることのたとえ。また、相手に何を言っても反応がなく、効果がないことにもいう。多くは、注意や批判を聞き流す人をやや非難して用いる。

由来

水辺にいる蛙は水をかけられても平気なように見えることから、「顔に水を受けても少しも動じない」というイメージで生まれたたとえとされる。正確な初出や成立年は明らかではないが、古くから用いられてきた日本のことわざである。

備考

「面」は顔の意味で、「つら」と読む。無神経で反省しないという非難の響きを伴うことが多い。一方、悪口などを気にしない強さを表す場合にも使われる。

例文

  • 何度遅刻を注意しても、彼は蛙の面に水で、翌日も平然と遅れてきた。
  • 上司に厳しく叱られても蛙の面に水では、同じ失敗を繰り返してしまう。
  • 彼女は悪口を言われても蛙の面に水で、自分の仕事に集中している。
  • 営業の電話を何度断っても蛙の面に水なので、はっきり対応方針を伝えた。
  • 子どもが蛙の面に水の態度を取るときは、頭ごなしに叱るより理由を聞くことも大切だ。

類義語

対義語

  • 打てば響く
  • 聞く耳を持つ
  • 素直に聞き入れる