行きがけの駄賃
読み方
いきがけ の だちん意味
ある場所へ行く本来の用事のついでに、別の用事も済ませたり、利益を得たりすること。目的地へ向かう途中の行動を利用して、手間をあまり増やさずにもう一つの成果を得るという意味で使う。由来
「駄賃」は、荷物を運ぶ馬や人足に支払う運賃・手間賃を指す語である。出かける途中で荷物運びも引き受ければ、行くための道程を利用して駄賃を得られることから、「本来の用事のついでに別の利益を得る」という意味になった。正確な初出年は不明だが、江戸時代から使われてきた表現とされる。備考
「ついでに」とほぼ同じ意味で使えるが、単に用事を兼ねるだけでなく、手間をかけずに利益・成果を得るという含みがある。やや古風で、会話では「ついでに」がより一般的。例文
- 駅へ行くなら、行きがけの駄賃に郵便局でこの手紙を出してきてくれる?
- 明日は取引先を訪ねるので、行きがけの駄賃に近くの店舗の様子も見てくる予定だ。
- スーパーまで買い物に行くついでに、行きがけの駄賃でクリーニングも受け取った。
- 出張先が美術館の近くだったため、行きがけの駄賃に展覧会を見に行った。
- 彼は役所へ行く用事を利用して、行きがけの駄賃に銀行の手続きまで済ませた。
類義語
- 一石二鳥
- 一挙両得
- ついでに
- 一挙両全
対義語
- 無駄足
- 骨折り損のくたびれ儲け