貧乏は身の薬
読み方
びんぼう は み の くすり意味
貧乏であれば、酒・食事・遊興などに金を使いすぎることができず、生活のぜいたくや不摂生を控えることになるため、かえって健康を保つ助けになる、という意味。貧しさそのものをよいものとするというより、節度ある生活の大切さをいうたとえ。由来
正確な初出や成立年は明らかではないが、江戸時代にはすでに用いられていたとされることわざである。「貧乏は身の薬、金持ちは身の毒」のように、富裕であることが過度の飲食や遊興につながり、健康を損ねる場合もあるという対比を伴って言われることもある。備考
現代では、貧困を美化したり、経済的困難にある人を傷つけたりするおそれがあるため、使用には配慮が必要。主に、ぜいたくや不摂生を戒める文脈で用いる。例文
- 祖父は、ぜいたくをしなかった若い頃のほうが体は丈夫だったと言い、「貧乏は身の薬」だったのかもしれないと笑った。
- 外食や酒を控えて自炊中心にしたら健康診断の数値が改善し、昔の「貧乏は身の薬」という言葉を思い出した。
- ただし、貧困による苦労を軽く見るように「貧乏は身の薬」と言うべきではない。
類義語
- 足るを知る者は富む
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し
- 腹八分目に医者いらず