貧乏人の子沢山
読み方
びんぼうにん の こだくさん意味
貧しい家ほど子どもが多い、という昔の見方を表すことわざ。貧しい人には金のかかる娯楽が少ないことや、子どもを働き手として期待したことなどを理由に説明される。ただし、すべての貧しい家庭に当てはまる事実ではなく、貧困や家族を一括りにする偏見を含みうる表現である。由来
江戸時代から近代にかけての庶民社会で生まれ、広まったと考えられる表現である。貧しい家庭では子どもが将来の働き手と見なされることがあったことや、避妊の知識・手段が十分に普及していなかった社会事情を背景にする。最初に用いられた正確な年・文献は不明。備考
現代では貧困層や子どもの多い家庭への偏見につながりうるため、日常会話で積極的に使うのは避けるのが無難。歴史的表現として引用する際も、背景や問題点への配慮が望ましい。例文
- 祖父は、昔は「貧乏人の子沢山」などと言われた時代もあった、と話していた。
- 「貧乏人の子沢山」という言葉は、当時の生活事情や家族観を知る資料として読む必要がある。
- 貧困家庭を説明するのに「貧乏人の子沢山」と決めつけるのは、現在では不適切だろう。
- この小説には、「貧乏人の子沢山」ということわざが通用していた時代の社会が描かれている。
- 少子化を論じる際に「貧乏人の子沢山」を持ち出しても、現代の実情を単純には説明できない。
類義語
- 貧乏子沢山
- 子沢山