貸す時は友、返す時は敵
読み方
かす ときは とも、かえす ときは てき意味
人に金品を貸すときには、借りる側は親しげに接してくるが、返済を求める段になると態度を変え、貸した側を敵のように恨んだり避けたりすることがある、という意味。金銭の貸し借りが人間関係を悪化させやすいことを戒める言葉。由来
金銭の貸し借りに伴う人間関係の変化を表した、古くからの民間的な言い回しとされる。特定の作者・出典や成立した正確な年代は明らかではない。借金をする際は愛想よく頼み、返済を迫られると貸し手を疎むという世相・人情を背景に広まったことわざである。備考
主に金銭を貸す場面で用いる。借り手全般を非難する言葉ではなく、貸借が友情に悪影響を及ぼし得ることへの戒めである。相手を直接批判する場では強い表現になり得るため注意が必要。例文
- 親しい友人でも、お金を貸すなら注意が必要だ。貸す時は友、返す時は敵というからね。
- 返済の催促をした途端に連絡が来なくなった。まさに「貸す時は友、返す時は敵」だ。
- 金銭の貸し借りで友情を失いたくないので、貸す時は友、返す時は敵にならないよう、返済の条件を最初に明確にしておこう。
類義語
- 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔
- 貸した金は忘れたと思え
対義語
- 借りた物は返す
- 借りた恩は返す