路遥かにして馬力を知り、日久しくして人心を見る
読み方
みち とおくして ばりき を しり、ひ ひさしくして じんしん を みる意味
遠い道のりを進んで初めて馬の本当の力が分かり、長い年月を付き合って初めて人の真心や本性が分かる、という意味。物事や人の真価は、短い期間や見かけだけでは判断できず、時間をかけて見極める必要があることをいう。由来
中国由来のことわざ。中国・元代(13~14世紀ごろ)の雑劇『争報恩(そうほうおん)』に「路遥知馬力、日久見人心」の形で見られるとされる。のちに中国の教訓書『増広賢文』などにも収められ、日本では漢文訓読調の「路遥かにして馬力を知り、日久しくして人心を見る」として定着した。備考
漢文由来の硬い表現で、日常会話より文章・スピーチで用いられやすい。「日久しくして」は「長い時を経て」の意。「馬力」は現代のエンジン出力ではなく、馬の力量を指す。例文
- 採用面接の印象だけで判断せず、路遥かにして馬力を知り、日久しくして人心を見るというように、しばらく仕事ぶりを見よう。
- 彼は困難な時期にも仲間を支え続けた。まさに、路遥かにして馬力を知り、日久しくして人心を見る、である。
- 長年取引を続けて初めて相手の誠実さが分かった。路遥かにして馬力を知り、日久しくして人心を見るとはこのことだ。
類義語
- 付き合ってみなければ人柄は分からない
- 人は見かけによらぬもの
- 歳月人を待たず