道理に向かう刃なし
読み方
どうり に むかう やいば なし意味
人として正しい筋道や理屈にかなったことには、武力や権力をはじめ、どのような力をもってしても対抗できないという意味。「刃」は実際の武器だけでなく、攻撃や反論、圧力などをたとえている。由来
古くから伝わることわざで、「道理に向かう」は道理に逆らう・対抗する、「刃」は武力や攻撃を表す。中世以降の武家社会・軍記物語の世界観とも通じる表現だが、ことわざとしての明確な初出資料や成立年は確定していない。備考
やや硬く古風な表現で、正義や正論の強さを強調する際に用いる。「道理に向かう」は「道理へ進む」ではなく、「道理に対抗する」の意。例文
- 証拠に基づいた彼女の主張は説得力があり、まさに道理に向かう刃なしだった。
- 相手が権力で押さえつけようとしても、正当な要求には道理に向かう刃なしというべきだ。
- 感情的に反論するよりも、道理にかなった説明をしよう。道理に向かう刃なしだからだ。
類義語
- 理に勝るものなし
- 正義は勝つ
- 正論に敵なし
対義語
- 無理が通れば道理が引っ込む
- 勝てば官軍
- 泣く子と地頭には勝てぬ