酒は諸悪の本
読み方
さけ は しょあく の もと意味
酒は、飲み方を誤ったり飲み過ぎたりすると、判断力を失わせ、けんか・失敗・犯罪・健康悪化など、さまざまな悪い結果の原因になるという戒め。酒そのものを絶対的に悪とするより、酒に支配されることの危険を説く言葉として使われる。由来
仏教の禁酒思想に由来するとされる。酒は理性や自制心を失わせ、他の戒めを破る原因になると考えられたことから生まれた表現である。特定の初出年は明確ではないが、古代インドの仏教思想が中国を経て日本へ伝来した飛鳥・奈良時代以降に、教訓的な言葉として広まったと考えられる。備考
酒を全面的に否定する強い響きがあるため、日常会話では飲み過ぎや酒による失敗を戒める場面で用いる。「酒は百薬の長」と対照的に扱われることが多い。例文
- 飲酒運転で事故を起こした彼を見て、父は「酒は諸悪の本だ」と厳しく戒めた。
- 宴会で飲み過ぎて同僚と口論になり、酒は諸悪の本という言葉を思い出した。
- 健康を害してから、祖父は酒は諸悪の本だと言って、晩酌を控えるようになった。
類義語
- 酒は諸悪の根源
- 酒は百毒の長
- 酒は身を滅ぼす
対義語
- 酒は百薬の長
- 酒は憂いを掃う玉箒