釈迦にも経の読み違い
読み方
しゃか にも きょう の よみちがい意味
どんなに知識や技能に優れた人でも、ときには間違いや失敗をするというたとえ。仏教の開祖である釈迦でさえ経典を読み違えることがある、という大げさな仮定で、人間に完全無欠の人はいないことを表す。由来
釈迦(しゃか)と仏教の経典(きょう)を用いたたとえから生まれたことわざである。釈迦ほど偉大で知恵のある人物でさえ経を読み違える、という仮定によって、名人や専門家にも失敗はあることを示す。正確な初出・成立時期は明確ではない。歴史上の釈迦が実際に経典を読み誤ったという事実を述べる表現ではない。備考
専門家や優秀な人の小さな失敗を責めすぎない場面で用いる。同義の「弘法にも筆の誤り」などより、やや古風で仏教的な響きがある。重大な失敗を軽く扱うように聞こえる場合もあるため、相手や場面に配慮する。例文
- 長年この仕事をしている部長が数字を取り違えたが、釈迦にも経の読み違いというものだ。
- 有名な医師でも診断を誤ることがある。釈迦にも経の読み違いで、誰にでも見落としは起こり得る。
- ベテランの校正者が誤字を見逃したとしても、釈迦にも経の読み違いだと考え、再発防止の仕組みを整えよう。