金のある者は知恵のある者
読み方
かねの ある ものは ちえの ある もの意味
金を持っている人は、必要な情報を集めたり、能力のある人を雇ったりできるため、知恵のある人と同じように物事を有利に進められるという意味。金銭の力の大きさをいう表現であり、しばしば金で解決できる社会への皮肉も含む。由来
正確な出典や成立年は明らかではない。金があれば人を雇い、助言や情報、物資を得られることから、「金のある人は知恵者同然に振る舞える」という世俗的な見方を表したことわざとされる。近世、特に江戸時代以降の金銭経済の浸透を背景に広まったと考えられる。備考
「者」は人を表すやや硬い語。金銭が知恵そのものを生むというより、金によって知恵・人材・情報を利用できることをいう。金の力を肯定する場合だけでなく、批判的・皮肉な文脈でも使われる。例文
- 資金があれば専門家に相談もできる。まさに「金のある者は知恵のある者」だ。
- 競合他社は豊富な予算で優秀な人材を集めた。金のある者は知恵のある者という面もある。
- 祖父は、何でも金で解決しようとする私たちを見て、「金のある者は知恵のある者とはいうが、知恵そのものを忘れてはいけない」と諭した。
類義語
- 地獄の沙汰も金次第
- 金の光は阿弥陀ほど
対義語
- 知恵ある者は金ある者に勝る
- 知恵は万代の宝