金は諸悪の根源
読み方
かね は しょあく の こんげん意味
金銭そのもの、または金銭を得ること・増やすことに執着する心は、人を欲深くし、犯罪や裏切りなど、さまざまな悪事を生む原因になるという意味。本来は、金そのものよりも「金銭を過度に愛する欲」を戒める言葉である。由来
キリスト教の聖書『新約聖書』「テモテへの手紙一」6章10節に由来する。1世紀ごろに成立したとされる原文は「金銭を愛することは、あらゆる悪の根である」という趣旨であり、これが日本語で「金は諸悪の根源」として広まった。日本でことわざとして定着した正確な時期は不明だが、近代以降の聖書翻訳・キリスト教文化の受容とともに知られるようになった。備考
金銭そのものを悪と断定するより、金欲・拝金主義を戒める表現として用いるのが本来の趣旨。聖書原文は「すべての悪の根」ではなく、「あらゆる悪の一つの根」と解されることもある。例文
- 賄賂を受け取って地位を失った彼を見て、父は「金は諸悪の根源だ」と嘆いた。
- 利益だけを追い求める経営は危険だ。金は諸悪の根源という言葉を忘れてはならない。
- 彼女は「金は諸悪の根源」と言うが、正確には金そのものではなく、金への過度な執着を戒める言葉だ。
類義語
- 金銭を愛することは諸悪の根源
- 拝金主義は身を滅ぼす
- 金は身の仇
対義語
- 清貧に安んずる
- 金で買えないものもある