金持ちに親類多し
読み方
かねもち に しんるい おおし意味
金持ちの周囲には、利益や援助を期待する人が集まり、親類まで多く見えるということ。本当に親しいからではなく、財産や金銭的な利得を目当てに近づく人もいる、という人情の一面を皮肉ったことわざ。由来
成立した正確な年代や初出は明確ではない。近世以降に広く用いられてきた日本のことわざで、財産のある人には、普段は疎遠な親族・知人までが親しげに寄って来やすいという世相や人情を表したものとされる。備考
実際の親類すべてを非難する表現ではなく、金銭や利益によって人が集まる様子を皮肉る言い方。相手の親族関係に直接用いると失礼になり得るため、使用場面には注意が必要。例文
- 彼が会社を成功させると、これまで連絡のなかった親戚からも電話が来るようになった。まさに金持ちに親類多しだ。
- 遺産を相続した途端に親族が集まってきたので、祖父は「金持ちに親類多しというが、そのとおりだな」と苦笑した。
- 事業が順調なときだけ親しげに近づく人もいる。金持ちに親類多しとは、こうした人間関係をいうのだろう。
類義語
- 金の切れ目が縁の切れ目
- 金のある所に人は集まる
対義語
- 貧乏人に親類なし