金持ちの道楽、貧乏人の節句
読み方
かねもち の どうらく、びんぼうにん の せっく意味
金持ちが趣味や遊び(道楽)に使う金も、貧乏な人が節句などの晴れの日に見栄を張って使う金も、つい際限なく多くなりがちだというたとえ。必要以上の出費や、収入・身分に見合わないぜいたくを戒める意味でいう。由来
「節句」は、上巳・端午・七夕などの季節の祝い日を指す。江戸時代には、節句に子どものための人形・晴れ着・料理などを整える習慣が広まり、生活に余裕のない家にとっても大きな出費となった。金持ちの尽きない道楽と、貧乏人が節句に無理をして行う出費とを対比した民間のことわざである。正確な初出の年代・出典は不明。備考
「節句」は季節の伝統行事・祝い日。現代では階層や貧困を表す語が含まれるため、他人の出費を直接批判する言い方としては配慮が必要。主に戒めや自嘲として用いる。例文
- 年に一度の祝いだからと借金までして豪華な料理を用意するのは、「金持ちの道楽、貧乏人の節句」になりかねない。
- 趣味の骨董品に際限なく金を注ぎ込む資産家と、正月に見栄を張る人の出費を評して、「金持ちの道楽、貧乏人の節句」という。
- 子どもの初節句は大切だが、家計を苦しめてまで盛大にする必要はない。金持ちの道楽、貧乏人の節句にならないよう予算を決めよう。
類義語
- 見栄っ張りの貧乏
- 分不相応
- 身の程知らず
対義語
- 身の丈に合った暮らし
- 分相応
- 足るを知る
- 倹約