金銭にきれいな人なし
読み方
きんせん に きれいな ひと なし意味
金銭が関わると、どんな人でも多少は欲心や私心が生じ、金の扱いについて完全に公正・潔白でいられる人はほとんどいない、という意味。人の金銭欲や、金銭問題の難しさをいうことわざ。由来
特定の中国故事や歴史上の事件に由来するものではなく、金銭をめぐる人間の欲や不正を見聞きする中で生まれたと考えられる日本のことわざである。成立した正確な年代・時代は不明。江戸時代以降のことわざ資料などで用例が確認される。備考
人間一般への皮肉を含む表現であり、特定の相手に直接言うと「金に汚い」と非難する響きになり得る。現代では、金銭管理の透明性やルールの必要性を述べる文脈でも用いられる。例文
- 帳簿のごく小さな誤差を見て、祖父は「金銭にきれいな人なしとはいうが、だからこそ確認が必要だ」と言った。
- 共同で事業を始めるなら、金銭にきれいな人なしということわざを忘れず、最初に分配のルールを決めておこう。
- 彼は友人を一方的に疑ったが、金銭にきれいな人なしという言葉を理由に決めつけるのはよくない。
類義語
- 金にきれいな人なし
- 金銭に潔い人なし
- 金に汚い