漢字辞典.com

検索
長者の脇から乞食が出る

読み方

ちょうじゃ の わき から こじき が でる

意味

裕福な人のすぐ近くや近しい関係にある人の中からも、貧しく困窮する者が出るということ。富と貧とは隣り合わせであり、同じ地域・家系・身内であっても、人の境遇には大きな差が生じうることのたとえ。

由来

「長者」は財産を多く持つ富裕者、「乞食」は生活に困り物乞いをする者を指す語である。長者の「脇」、すなわちすぐそばや近しいところから乞食が出るという対照的な情景を用い、富貴と貧困の近さ・境遇の差を表したことわざ。成立した正確な時期や初出資料は明確ではない。

備考

現代では「乞食」は差別的・侮蔑的に受け取られやすい語であり、日常会話での使用には注意が必要。説明する際は「困窮者」「生活に苦しむ人」などに言い換えるのが望ましい。

例文

  • 同じ一族でも、事業に成功した家がある一方で生活に苦しむ家もある。まさに長者の脇から乞食が出るというものだ。
  • 豪邸が並ぶ地区の一角に、支援を必要とする家庭があるのを見て、長者の脇から乞食が出るということわざを思い出した。
  • 裕福な親族がいても、すべての親戚が豊かとは限らない。長者の脇から乞食が出るともいうので、安易に人の暮らしを決めつけてはいけない。

類義語

このことわざに使われている漢字