ことわざ辞典

闇夜に鉄砲

読み方

やみよ に てっぽう

意味

暗い夜に鉄砲を撃っても、標的が見えず当たる見込みがほとんどないことから、はっきりした目標や見通しがないまま、当たるかどうか分からないことをするたとえ。また、やみくもに行動したり、当てずっぽうに判断したりすることをいう。

由来

暗闇では狙う相手や標的が見えないため、鉄砲を撃っても命中させることは難しいという、実際の状況に基づくたとえである。江戸時代にはすでに「闇夜に鉄砲」の形で用いられたとされるが、成立した正確な年や最初の出典は明確ではない。

備考

「闇夜の鉄砲」ともいう。現代では、無計画・無根拠に試みることをやや否定的に表す。差別的な語を含む古い類似表現は避け、「当てずっぽう」などと言い換えることが多い。

例文

  • 市場調査をせずに新商品の価格を決めるのは、闇夜に鉄砲だ。
  • 手がかりもないのに犯人を一人ずつ疑うのは、闇夜に鉄砲のような捜査だ。
  • どの大学を受けるか情報なしで選ぶのは闇夜に鉄砲だから、まず資料を集めよう。
  • 相手の希望を聞かずに贈り物を選ぶなんて、闇夜に鉄砲になりかねない。
  • 目標を定めずに勉強時間だけ増やしても、闇夜に鉄砲では成果が出にくい。

類義語

  • 当てずっぽう
  • 闇雲に行う
  • 手探りで行う
  • 盲撃ち

対義語

  • 的を射る
  • 狙いを定める
  • 的確に行う