顔で笑って心で泣く
読み方
かお で わらって こころ で なく意味
表面では笑顔を見せて平気そうに振る舞っているが、心の中では悲しみや苦しみをこらえ、泣きたいほどつらい思いをしていること。周囲に本心や苦痛を見せない様子をいう。由来
特定の古典作品や故事を典拠とすることわざではなく、成立時期も明確ではない。顔に表れる表情と内面の感情との対比を用いた、近代以降に広く定着した慣用的な表現と考えられる。「顔で笑って心で泣いて」ともいう。備考
実際に泣くという意味ではなく、悲しさや苦しさを表に出さずに耐える比喩。相手の心情を推し量る場合や、自分のつらい状況を述べる場合に用いる。例文
- 接客中は笑顔を絶やさなかったが、彼女は顔で笑って心で泣く思いだった。
- 悔しい別れを告げた彼は、顔で笑って心で泣いているように見えた。
- プロとして顔で笑って心で泣く場面もあるが、つらさを一人で抱え込む必要はない。
類義語
- 笑顔の裏で涙を流す
- 内心で泣く
- 歯を食いしばる
対義語
- 心から笑う
- 腹の底から笑う
- 喜怒哀楽を顔に出す