顔に似ぬ心
読み方
かお に 似ぬ 心意味
人の本心や性質は、顔つき・容貌だけでは判断できないということ。見た目から受ける印象と、実際の性格や考え方が一致しない場合があることをいう。善人らしく見えてもそうとは限らず、逆に怖そうな顔でも心優しい人であることがある。由来
正確な初出や成立時期は明らかではない。人の外見である「顔」と内面である「心」が必ずしも一致しないという、古くからの人間観を簡潔に表した日本のことわざとして定着したものとされる。備考
外見だけで人の人格を決めつけないよう戒める表現。褒め言葉にも批判にもなり得るため、文脈に注意する。「人は見かけによらぬもの」とほぼ同趣旨。例文
- 彼は強面で近寄りがたいが、困っている人を放っておけない。まさに顔に似ぬ心だ。
- 優しそうな顔だけを信用してはいけない。顔に似ぬ心ということもある。
- 先生は厳しい表情をしているが、生徒のことをよく考えている。顔に似ぬ心を知って、皆が先生を慕うようになった。
類義語
- 人は見かけによらぬもの
- 見かけによらぬもの
- 蓼食う虫も好き好き
対義語
- 顔は心の鏡
- 心の表は顔に出る