風を見て帆を上げる
読み方
かぜを みて ほを あげる意味
周囲の状況や時勢をよく観察し、それに最も適した方法・タイミングで行動すること。帆船が風向きや風の強さを見極めてから帆を上げることにたとえた言い方である。由来
帆船の航行では、風向きや風力を見定めて帆を揚げることが安全かつ効率的な航海につながる。この実際の航海術をたとえとして、世の中の情勢や相手の様子に応じて適切に行動する意味で用いられるようになった。正確な成立時期や初出は不詳である。なお、「帆を揚げる」とも書く。備考
主に、情勢判断の的確さや、状況に応じて機敏に方針を変えることを評価していう。「帆を揚げる」と表記されることもある。単なる日和見というより、状況を見極めた適切な対応を指す。例文
- 市場の動きを十分に分析し、風を見て帆を上げるように新商品の発売時期を決めた。
- 彼女は風を見て帆を上げるのが上手で、相手の反応を見ながら交渉の条件を調整した。
- 新規事業では、風を見て帆を上げる慎重さも必要だが、好機を逃さない決断力も欠かせない。
類義語
- 臨機応変
- 機を見て敏
- 時機を見て行動する
- 潮時を見計らう
対義語
- 向こう見ず
- 猪突猛進
- 見切り発車