飢えに臨みて苗を植う
読み方
うえ に のぞみて なえ を うう意味
飢えが差し迫ってから苗を植えても、稲が実るまでには時間がかかり、当面の飢えはしのげないことから、必要に迫られてから準備を始めても手遅れである、というたとえ。将来を見越して早めに備えることの大切さをいう。由来
中国の古い農耕社会で生まれた、時機を失した準備を戒める警句に由来するとされる。「飢え」に直面してから稲の苗を植えても収穫には間に合わない、という農作業上の実感をたとえにした表現である。特定の初出文献や正確な成立年代は明確ではないが、日本では漢文調のことわざとして定着した。備考
主に「準備が遅すぎる」「手遅れの対策だ」という批判や戒めとして用いる。古風で漢文調の表現のため、日常会話より文章・スピーチに向く。例文
- 災害が起きてから非常食を買い集めるのは、飢えに臨みて苗を植うようなものだ。
- 試験前日にだけ勉強を始めても、飢えに臨みて苗を植うで、十分な成果は期待しにくい。
- 資金繰りが苦しくなってから経費削減を考えるのでは遅い。飢えに臨みて苗を植うと言われないよう、平時から対策を立てよう。