ことわざ辞典

馬鹿と鋏は使いよう

読み方

ばか と はさみ は つかいよう

意味

愚かに見える人でも、はさみのような道具でも、使う人の工夫や扱い方次第で役に立つという意味。人や物の能力・性質を生かせるかどうかは、用いる側の知恵や手腕にかかっていることをいう。

由来

江戸時代ごろから用いられてきたとされることわざだが、正確な初出や成立年は明らかではない。「はさみ」は便利な道具である一方、扱い方を誤れば役に立たないことから、人についても使い手次第で能力を生かせる、というたとえになった。

備考

「馬鹿」は相手を強く見下す表現になり得るため、本人に向けて直接使うのは避けるのが無難。現代では、人材の長所を生かすという文脈で用いられることが多い。

例文

  • 彼は計算は苦手だが接客は得意だ。馬鹿と鋏は使いようというから、適した仕事を任せよう。
  • 新人を単に能力不足と決めつけるのは早い。馬鹿と鋏は使いようで、教え方を変えれば伸びるかもしれない。
  • 癖の強い人材でも、馬鹿と鋏は使いようという。長所を見極めて配置することが大切だ。
  • この古い道具も、馬鹿と鋏は使いようで、工夫すれば十分に作業に使える。
  • 部長は馬鹿と鋏は使いようだと言って、個性の異なる部下にそれぞれ役割を与えた。

類義語

対義語